輸血閾値はHb 7g/dLで安全、保存期間は標準で問題なしとするAABBガイドライン

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2016-11-15 | DOI:10.1001/jama.2016.9185

📄 原題:Clinical Practice Guidelines From the AABB: Red Blood Cell Transfusion Thresholds and Storage.

🔗 PubMed:PMID: 27732721

【背景】

世界で年間1億単位超の輸血が行われるが、赤血球(RBC)輸血の適応と最適な保存期間は不明だった。本研究は、血行動態安定の入院成人患者におけるRBC輸血の目標ヘモグロビン(Hb)レベルと輸血前のRBC保存期間に関する推奨を提供するために行われた。

【結果】

31件のRCT(12,587例)の統合解析では、制限的輸血(Hb 7-8g/dLで輸血)は、寛容的輸血(Hb 9-10g/dLで輸血)と比較して、30日死亡率や心筋梗塞などの有害事象増加と関連しなかった。13件のRCT(5,515例)では、新鮮血(保存期間10日未満)の使用は臨床転帰を改善しなかった。

【臨床へのインパクト】

血行動態安定の入院成人患者(重症患者含む)では、Hb 7g/dLを輸血閾値とする制限的輸血が推奨される。整形外科手術、心臓手術、既存の心血管疾患患者ではHb 8g/dLが推奨される。急性冠症候群など一部の患者は対象外である。RBC保存期間については、新生児を含む患者に対し、標準的な保存期間内のRBCを使用することが推奨され、新鮮血に限定する必要はない。これにより、輸血医療の安全性と効率性が向上する可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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