薬剤溶出性ステント留置後のDAPT期間、糖尿病合併の有無でMACEや出血リスクに差はあるか

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2016-11-03 | DOI:10.1136/bmj.i5483

📄 原題:Short term versus long term dual antiplatelet therapy after implantation of drug eluting stent in patients with or without diabetes: systematic review and meta-analysis of individual participant data from randomised trials.

🔗 PubMed:PMID: 27811064

【背景】

薬剤溶出性ステント(DES)留置後のDAPT期間は、MACEと出血リスクのバランスを考慮し決定されます。糖尿病患者は血栓形成リスクが高いとされ、DAPT期間を延長すべきか議論されていましたが、明確なエビデンスは不足していました。

【結果】

糖尿病患者のMACEは非糖尿病患者の2.30倍(95%CI 1.01-5.27, p=0.048)でした。長期DAPTは糖尿病の有無にかかわらずMACEを減らさず(糖尿病患者HR 1.05, 95%CI 0.62-1.76; 非糖尿病患者HR 0.97, 95%CI 0.67-1.39)、出血リスクは増加しました。ただし、糖尿病患者では長期DAPTがステント血栓症を低減する傾向がありました(HR 0.26, 95%CI 0.09-0.80, p=0.02)。

【臨床へのインパクト】

DES留置後の糖尿病患者はMACEリスクが高いものの、長期DAPTはMACE全体を減らさず、出血リスクを増加させるため、一律な長期DAPT延長は推奨されません。ただし、糖尿病患者ではステント血栓症のリスク低減効果が示唆されたため、個々の患者の血栓症と出血リスクを詳細に評価し、DAPT期間を決定する重要性が高まります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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