重症敗血症患者へのヒドロコルチゾン投与は敗血症性ショック発症を抑制しない
【背景】
敗血症性ショックに対するヒドロコルチゾンは推奨されているが、ショックに至っていない重症敗血症患者への有効性は不明だった。本研究は、ショック前の重症敗血症患者にヒドロコルチゾンを投与することで、敗血症性ショックの発症を予防できるかを検証した。
【結果】
重症敗血症患者353名を対象に、ヒドロコルチゾン群とプラセボ群で比較した。14日以内の敗血症性ショック発症率は、ヒドロコルチゾン群21.2%、プラセボ群22.9%であり、有意差は認められなかった(差 -1.8%、95%CI -10.7%〜7.2%、P=0.70)。死亡率や二次感染、筋力低下、高血糖に有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
敗血症性ショックに至っていない重症敗血症患者に対し、ヒドロコルチゾンを予防的に投与しても、ショック発症リスクを低減しないことが示された。この結果は、現行の診療ガイドラインにおけるヒドロコルチゾンの推奨が、ショックを伴わない重症敗血症患者には適用されないことを示唆する。不必要なステロイド投与による有害事象のリスクを避けるため、臨床現場での安易な使用は控えるべきだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
