小児・青年期の脂質異常症スクリーニング、現時点では利益と害のバランス不明
【背景】
高コレステロール血症などは成人の心血管疾患リスクと関連します。2007年の米国予防医療サービス作業部会(USPSTF)勧告を更新するため、小児・青年期の脂質異常症スクリーニングの有効性と有害事象を再検討しました。
【結果】
20歳以下の小児・青年における脂質異常症スクリーニングについて、普遍的スクリーニングと選択的スクリーニングの診断収益の差、長期治療の有効性と有害事象、スクリーニング自体の有害事象に関するエビデンスは限られていました。中間アウトカムの変化と成人期心血管健康アウトカム改善の関連も不明でした。
【臨床へのインパクト】
小児・青年期の脂質異常症スクリーニングの利益と害のバランスを評価するには、現在のエビデンスは不十分であると結論されました。このため、日本の小児科や内科領域において、20歳以下の患者に対する脂質異常症スクリーニングの積極的な推奨や、新たな診療フローの導入は現時点では難しいと考えられます。今後の大規模研究が待たれます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
