電子カルテ導入移行期の入院患者アウトカム、死亡・再入院・有害事象に悪影響なし
【背景】
電子カルテ(EHR)システム導入時の急性期移行期間は、患者ケアに悪影響を及ぼす懸念があります。本研究は、EHR導入が短期間の入院患者の死亡率、再入院率、有害事象に与える影響を評価しました。
【結果】
EHR導入後、30日死亡率(6.74%から7.15%、P=0.06)および有害事象発生率(1000入院あたり10.5件から11.4件、P=0.34)に有意な変化はありませんでした。30日再入院率は19.9%から19.0%に減少しましたが(P=0.02)、差の差分析ではいずれのアウトカムも有意な変化はありませんでした(全てP≧0.13)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、米国の17病院におけるEHR導入が、メディケア受給者の短期間入院死亡率、有害事象、再入院に全体として負の関連を示さなかったことを報告しています。この結果は、日本で新たなEHR導入を検討する医療機関にとって、移行期の患者安全性に関する懸念を軽減する一助となる可能性があります。ただし、EHRの種類や導入方法、医療体制の違いを考慮した上で解釈が必要です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
