脳転移1〜3個患者、定位放射線手術単独は全脳照射併用より認知機能低下が少ない
【背景】
定位放射線手術(SRS)後の全脳照射(WBRT)は脳内腫瘍制御を改善するが、認知機能低下との関連が指摘され、脳転移患者でのその役割は議論の的となっている。本研究は、SRS単独とSRS+WBRTで認知機能低下に差があるかを検討した。
【結果】
脳転移1〜3個の患者213人を対象とした無作為化比較試験の結果、SRS単独群はSRS+WBRT群と比較して、3ヶ月時点での認知機能低下が有意に少なかった(SRS単独:63.5% vs SRS+WBRT:91.7%、差 -28.2%、90%CI -41.9%〜-14.4%、P<.001)。全生存期間に有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
脳転移が1〜3個で定位放射線手術の適応となる患者において、SRS単独治療はSRS+WBRTと比較して、認知機能低下を抑制し、3ヶ月時点でのQOLも高かった。全生存期間に差がないことから、認知機能維持を重視する場合、SRS単独が優先される治療戦略となる可能性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

