40歳以上の一次予防におけるアスピリン、心血管イベント抑制効果は限定的
【背景】
米国における主要な死因である心血管疾患の一次予防として、アスピリンの有効性に関する系統的レビューが更新された。特に40歳以上の成人におけるアスピリンの便益と、特定のサブグループにおける効果の修飾因子を評価することが目的とされた。
【結果】
アスピリンは非致死性心筋梗塞のリスクを相対リスク0.78(95%CI 0.71-0.87)で減少させたが、非致死性脳卒中や全死亡、心血管死亡に対する便益はほとんどまたは全く認められなかった。便益は投与開始後5年以内に現れ、高齢者で相対的な心筋梗塞減少効果が大きかった。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、一次予防におけるアスピリンの心血管イベント抑制効果が限定的であり、特に100mg/日以下の用量で非致死性心筋梗塞の減少が認められるものの、全死亡や心血管死亡の抑制には寄与しない可能性を示唆する。日本の臨床現場では、アスピリンの一次予防適用について、患者の年齢やリスクを考慮した上で、より慎重な判断が求められる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
