2040年までの世界の医療費予測:低所得国の財政目標達成は困難か

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2016-06-18 | DOI:10.1016/S0140-6736(16)30167-2

📄 原題:National spending on health by source for 184 countries between 2013 and 2040.

🔗 PubMed:PMID: 27086174

【背景】

経済発展に伴い、一人当たりの医療費と公的・民間保険による前払い医療費の割合が増加する傾向にある。しかし、その変化の速度と規模は国によって大きく異なるため、将来の医療費とその財源がどうなるかを予測する必要があった。

【結果】

世界の医療費は2013年の7.83兆ドルから2040年には18.28兆ドルに増加すると予測された。高所得国の一人当たり医療費は年率2.7%増加する一方、低所得国では2.4%の増加に留まる。2040年においても、低所得国の医療費は高所得国のわずか3%に過ぎず、格差は解消されない見込みである。

【臨床へのインパクト】

本研究は、世界的な医療費の増加傾向と、特に低所得国における医療費の低迷が続くことを示唆している。日本の臨床現場に直接的な影響は少ないが、国際的な医療協力や支援の必要性を再認識させる。また、医療資源の公平な配分が実現しない限り、国際的な健康目標達成は困難であり、国際保健分野での日本の役割を考える上で重要な示唆を与える。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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