帯状疱疹ワクチン接種と認知症リスク低下の関連:高齢者施設入所者を対象とした大規模研究
【背景】
帯状疱疹ワクチン接種と認知症リスクの関連を示唆する観察研究があるが、方法論的限界や、現在米国で利用できない生ワクチンを対象としたものが多かった。本研究は、高齢者施設に入所した高齢者を対象に、組み換え帯状疱疹ワクチン(RZV)と認知症リスクの関連を評価した。
【結果】
509,926人の参加者(平均年齢79歳)のうち、8,843人(1.73%)が入所後12ヶ月以内にRZVを少なくとも1回接種した。RZV接種は認知症リスクの5.8パーセントポイントの低下と関連し(95%CI, 3.9〜7.5パーセントポイント低下)、リスク比は0.76(CI, 0.69〜0.84)であった。4年間の認知症リスクはRZV接種群で18.8%、非接種群で24.6%だった。
【臨床へのインパクト】
高齢者施設入所中または退所後12ヶ月以内のRZV接種が認知症リスク低下と関連する可能性が示唆された。これは、帯状疱疹予防だけでなく、認知症予防という新たな観点からRZV接種の意義を検討する契機となりうる。今後の研究で因果関係が確立されれば、認知症予防戦略としてRZV接種を考慮する根拠となる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

