PHQ-9/8/2の最小検出可能変化を推定、うつ病スクリーニングの適切な閾値は
【背景】
うつ病スクリーニングに広く用いられるPHQ-9とその短縮版(PHQ-8, PHQ-2)は、治療効果判定にも使われます。しかし、測定誤差を超えて真の変化と見なせる最小検出可能変化(MDC)が不明でした。本研究はPHQスコアのMDCを推定し、その臨床的意義を明らかにすることを目的としました。
【結果】
4万2千人超の個別患者データメタ解析の結果、PHQ-9のMDC95は5.72点(95%CI 5.54-5.90)でした。PHQ-8は5.51点(95%CI 5.33-5.68)、PHQ-2は2.26点(95%CI 2.15-2.37)でした。PHQ-9のMDC95は、入院医療環境で最も高く6.48点、うつ病患者の割合が10%増加するごとに0.40点(95%CI 0.25-0.55)増加しました。
【臨床へのインパクト】
一般診療において、PHQ-9スコアの6点以上の変化は、測定誤差を超えた真の改善または悪化と判断する適切な閾値となり得ます。精神科専門医療では、より高い閾値が推奨される可能性があります。MDC67やMDC90を使用すると変化を認識する確実性が低下するため、スコア変化の評価にはMDC95を基準とすることが望ましいでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

