LVEF 36-50%の心筋瘢痕患者へのICD植込み、SCD・不整脈複合アウトカムを改善せず
【背景】
現在、LVEF 35%以下で一次予防ICDが推奨されますが、LVEF 36-50%でも突然死が多く、心筋瘢痕が不整脈の原因となることが知られています。CMRによる瘢痕評価に基づくICD植込みの有効性は不明でした。
【結果】
LVEF 36-50%で心筋瘢痕を有する患者において、ICD群とILR群でSCDまたはHSVAの複合アウトカムに有意差はありませんでした(HR 0.76, 95% CI 0.37-1.58)。ただし、SCD単独ではICD群で有意に減少しました(HR 0.26, 95% CI 0.07-0.95)。
【臨床へのインパクト】
LVEF 36-50%で心筋瘢痕のある患者に対し、CMRで瘢痕を評価しても、ICD植込みがSCDとHSVAの複合アウトカムを減少させるという明確なエビデンスは得られませんでした。特に高齢者ではICDのベネフィットが認められず、現行ガイドラインのLVEFに基づいたICD植込み基準を直ちに拡大する根拠とはならないでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

