転移性大腸がんに高用量ビタミンD3追加は無増悪生存期間を改善せず
【背景】
過去の第2相試験で、転移性大腸がん患者において標準治療に高用量ビタミンD3を追加すると、標準用量に比べ無増悪生存期間(PFS)が改善する可能性が示唆された。この結果を受け、未治療の転移性大腸がん患者に対する高用量ビタミンD3の有効性を検証する目的で第3相試験が実施された。
【結果】
高用量ビタミンD3群(n=228)のPFS中央値は11.8ヶ月(95%CI 10.3-13.3)、標準用量ビタミンD3群(n=227)は10.3ヶ月(95%CI 9.4-12.2)で、有意な差は認められなかった(P=0.25)。客観的奏効率(51% vs 44%、P=0.12)および全生存期間(25.6ヶ月 vs 27.0ヶ月、P=0.66)にも有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
未治療の転移性大腸がん患者において、標準化学療法とベバシズマブに高用量ビタミンD3を追加しても、標準用量と比較して無増悪生存期間の改善は認められなかった。この結果から、転移性大腸がん患者に対する高用量ビタミンD3のルーチンな処方は推奨されない。ビタミンDの腫瘍治療における役割について、さらなる検証が必要となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

