急性副鼻腔炎へのアモキシシリン・クラブラン酸 vs アモキシシリン、治療失敗と有害事象を比較
【背景】
急性副鼻腔炎は成人で抗菌薬処方率が最も高い疾患の一つだが、アモキシシリン・クラブラン酸とアモキシシリンのどちらを第一選択とするか、コンセンサスがない。本研究は両者の治療失敗と有害事象を比較した。
【結果】
23万例超のプロペンシティスコアマッチング後解析で、治療失敗率に差はなかった(アモキシシリン・クラブラン酸 3.0% vs アモキシシリン 3.1%; リスク比 0.96, 95%CI 0.92-1.01)。抗菌薬関連有害事象も差はなかった(1.3% vs 1.2%; リスク比 1.04, 95%CI 0.97-1.12)。しかしアモキシシリン・クラブラン酸群で二次感染(真菌感染、C. difficile感染)のリスクが高かった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、標準用量アモキシシリン・クラブラン酸とアモキシシリンで、急性副鼻腔炎の治療失敗率に差がないことを示唆した。一方で、アモキシシリン・クラブラン酸は稀ながら二次感染のリスク増加と関連していた。これらの結果は、合併症のない成人急性副鼻腔炎に対して、標準用量アモキシシリンを第一選択として推奨する根拠となりうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
