子宮頸がんの世界的不平等、現状維持では拡大、HPVワクチンと検診強化が必須

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2026-05-02 | DOI:10.1016/S0140-6736(26)00410-1

📄 原題:Substantial increases in cervical cancer inequalities worldwide without enhanced human papillomavirus vaccination and screening efforts: a global modelling study.

🔗 PubMed:PMID: 42070573

【背景】

WHOは子宮頸がん撲滅に向け、女子90%へのワクチン接種、女性70%への検診、前がん病変・がん90%への治療を提唱。しかし低・中所得国(LMICs)は高所得国(HICs)に比べ達成が遅れており、不平等の拡大が懸念されるため、数理モデルでその影響を検討した。

【結果】

現状維持では、LMICsの子宮頸がん罹患率は23%しか減少しない一方、HICsは2048年までに撲滅(10万人年あたり4例未満)を達成する。これにより、LMICsとHICs間の不平等比は2022年の3から2105年には12へと大幅に拡大する。LMICsで女子ワクチン接種率90%を達成すれば、不平等比は2105年に2まで減少し、サハラ以南アフリカを除くLMICsで撲滅可能と予測された。

【臨床へのインパクト】

この研究は、現状の予防戦略では子宮頸がんの世界的な不平等が劇的に拡大する可能性を示唆している。LMICsにおける子宮頸がん撲滅と不平等の是正には、WHOのワクチン接種・検診目標達成に加え、男子へのワクチン接種や多年齢コホート接種の導入が不可欠である。日本はHICsに分類されるが、国際的な公衆衛生の観点から、LMICsへの支援の重要性を再認識するきっかけとなるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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