人工呼吸中のICU患者への選択的消化管除染、院内死亡率改善せず
【背景】
人工呼吸中のICU患者に対する選択的消化管除染(SDD)が死亡率を減少させるか、また微生物生態系に悪影響を及ぼすかは不明だった。先行するオーストラリアでの解析では効果が示されず、国際共同試験の全データが求められていた。
【結果】
26のICU、20,000人の患者を対象とした本試験では、SDD群の院内死亡率は27.9%(4215人中1175人)、標準治療群は29.5%(5065人中1494人)であり、有意差はなかった(オッズ比0.94、95%CI 0.84-1.05、P=0.27)。ただし、SDD群では新規血流感染と薬剤耐性菌の培養が有意に減少した。
【臨床へのインパクト】
本研究は、人工呼吸中のICU患者に対するSDDが、院内死亡率を標準治療よりも改善しないことを示した。これにより、死亡率改善を目的としたSDDの導入は推奨されない可能性が高い。ただし、血流感染や薬剤耐性菌の減少効果は認められており、これらの感染症対策としてのSDDの役割については、さらなる検討が必要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
