上咽頭癌の傍咽頭リンパ節温存放射線治療、5年後の生存率と嚥下機能改善効果

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2026-03-31 | DOI:10.1136/bmj-2025-086050

📄 原題:Medial retropharyngeal nodal region sparing radiotherapy in nasopharyngeal carcinoma: five year analysis of open label, non-inferiority, multicentre, randomised phase 3 trial.

🔗 PubMed:PMID: 41916649

【背景】

上咽頭癌に対する放射線治療は効果的だが、傍咽頭リンパ節(MRLN)領域への照射が嚥下障害などの晩期合併症を引き起こすことが課題だった。MRLN非関与例で同領域を温存する治療の長期的な有効性と安全性が不明だったため、本研究が実施された。

【結果】

MRLN温存群と標準治療群で5年局所無再発生存率(89.2% vs 90.6%、HR 1.03、95%CI 0.61-1.74)および全生存率(89.2% vs 90.3%、HR 1.06、95%CI 0.68-1.68)に有意差はなかった。一方、MRLN温存群ではGrade 1以上の嚥下障害(22% vs 32%、P=0.01)とGrade 2以上の口腔乾燥(16% vs 25%、P=0.02)が有意に低かった。

【臨床へのインパクト】

MRLN非関与の上咽頭癌患者において、MRLN温存放射線治療は標準治療と同等の長期的な腫瘍制御効果を維持しつつ、嚥下機能関連のQOLを向上させ、嚥下障害や口腔乾燥の発生率を低減することが示された。これは咽頭収縮筋への放射線損傷が軽減されたためであり、非転移性上咽頭癌の標準治療としてMRLN温存放射線治療の導入が検討される可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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