院外での全血輸血は重症外傷性出血患者の死亡・大量輸血を減らさない

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2026-03-17 | DOI:10.1056/NEJMoa2516043

📄 原題:Prehospital Whole Blood in Traumatic Hemorrhage – a Randomized Controlled Trial.

🔗 PubMed:PMID: 41841706

【背景】

重症出血管理において全血輸血が注目されているが、その有効性と安全性に関する大規模臨床試験データは不足している。院外での全血輸血は、従来の成分輸血と比較して、重症外傷性出血患者の予後を改善するかどうかは不明であった。

【結果】

院外での全血輸血(2単位まで)と標準的な成分輸血(赤血球・血漿各2単位まで)を比較した結果、24時間以内の死亡または大量輸血の複合アウトカム発生率は、全血群48.7%に対し標準群47.7%であり、有意差はなかった(相対リスク 1.02; 95%CI 0.80-1.31; P=0.84)。

【臨床へのインパクト】

院外での重症外傷性出血患者に対し、全血輸血を導入しても、従来の成分輸血と比較して、死亡率や大量輸血の必要性を減らす効果は期待できない可能性が示唆された。この結果は、院外での輸血プロトコルや輸血製剤の選択に関する今後の議論に影響を与えるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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