TP53 Y220C変異固形がんに対する新規p53再活性化薬レザタポップトの第1相試験

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2026-02-26 | DOI:10.1056/NEJMoa2508820

📄 原題:Phase 1 Study of Rezatapopt, a p53 Reactivator, in TP53 Y220C-Mutated Tumors.

🔗 PubMed:PMID: 41740031

【背景】

TP53 Y220C変異はがんの治療抵抗性に関与します。レザタポップトは、この変異型p53に特異的に結合し、野生型p53の構造を安定化して機能を回復させる新規経口薬です。本研究は、進行固形がん患者におけるレザタポップトの安全性、忍容性、薬物動態、および予備的有効性を評価する目的で行われました。

【結果】

77例の患者がレザタポップトを投与され、最大耐用量(MTD)は1500mgを1日2回でした。推奨される第2相試験用量は2000mgを1日1回食後でした。全患者の20%で奏効(完全奏効または部分奏効)が認められ、KRAS野生型かつ1150mg/日以上の投与を受けた患者では30%でした。最も一般的な有害事象は悪心(58%)と嘔吐(44%)でした。

【臨床へのインパクト】

TP53 Y220C変異を有する進行固形がん患者に対して、レザタポップトは忍容性があり、有望な抗腫瘍活性を示す可能性が示唆されました。特にKRAS野生型腫瘍では高い奏効率が認められており、今後、特定の遺伝子変異を持つ難治性がんの新たな治療選択肢となる可能性があります。消化器症状は食後投与で軽減されることから、服薬指導の工夫も重要となるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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