脳出血超急性期rFVIIa投与、血腫増大抑制も機能予後改善せず
【背景】
脳出血患者において、組換え型活性化第VII因子(rFVIIa)は出血速度を遅らせることが示されてきたが、臨床転帰を改善する止血剤はこれまでなかった。本研究は、発症2時間以内の急性期脳出血患者を対象に、rFVIIaの安全性、臨床的有効性、血腫増大抑制効果を評価した。
【結果】
rFVIIa群とプラセボ群で180日時点のmRSによる機能予後に有意差はなかった(調整済み共通オッズ比 1.09 [95% CI 0.79-1.51]; p=0.61)。生命を脅かす血栓塞栓性合併症はrFVIIa群で15例(5%未満)、プラセボ群で4例(1%)と、rFVIIa群で有意に多かった(相対リスク 3.41 [95% CI 1.14-10.15]; p=0.020)。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果から、脳出血発症2時間以内のrFVIIa投与は血腫増大を抑制するものの、機能予後の改善には寄与しないことが示された。さらに、生命を脅かす血栓塞栓症のリスクが増加することも明らかになったため、現時点では脳出血超急性期治療としてrFVIIaをルーチンで使用する根拠は乏しい。出血リスクが高い患者に対するさらなる検討が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
