更年期ホルモン療法は全死亡リスクを増加させない:デンマークの大規模コホート研究
【背景】
更年期ホルモン療法(MHT)は更年期症状の緩和に有効ですが、長期的な全死亡リスクへの影響については議論がありました。本研究は、大規模な実世界データを用いて、MHTと全死亡率の関連を評価することを目的としました。
【結果】
87万6805人の女性を対象とした追跡期間中央値14.3年の研究で、MHT使用者(10万4086人)の全死亡率は、非使用者と比較して調整ハザード比0.96(95%CI 0.93-0.98)でした。MHT使用期間が1〜9.9年の群では死亡リスクが低下する傾向が見られましたが、10年以上では有意差はありませんでした。原因別死亡率に明確な差は見られませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、MHTが全死亡リスクを増加させないことを示唆しており、MHTの処方を検討する際の患者さんへの説明に有用な情報を提供します。特に、両側卵巣摘出術を受けた女性ではMHTにより死亡リスクが27-34%低下する可能性が示されており、特定の患者群におけるMHTのベネフィットを支持するものです。MHTの長期使用に関する安全性への懸念を軽減し、より積極的なMHTの検討を促す可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
