早期症状性アルツハイマー病におけるバラシクロビル治療の認知機能への影響:VALAD無作為化臨床試験
【背景】
ヘルペスウイルス(HSV)がアルツハイマー病(AD)の原因となる可能性が指摘されており、HSV陽性AD患者に対する抗ウイルス薬バラシクロビルの有効性と安全性が検証されました。
【結果】
78週時点での主要評価項目であるADAS-Cognitiveスコアの変化は、バラシクロビル群で10.86(95% CI, 8.80 to 12.91)、プラセボ群で6.92(95% CI, 4.88 to 8.97)でした。バラシクロビル群の方が認知機能の悪化が有意に大きく(群間差 3.93、95% CI, 1.03 to 6.83; P=.01)、バラシクロビルは有効ではありませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、HSV血清陽性の早期症状性アルツハイマー病患者に対するバラシクロビル治療が、認知機能の悪化を抑制するどころか、むしろ悪化させる可能性を示唆しています。このため、現在の臨床現場において、これらの患者に対してバラシクロビルを処方することは推奨されません。今後のAD治療戦略において、HSVとの関連性に基づく抗ウイルス療法は慎重に検討されるべきであり、新たな治療法の開発が必要となるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
