経口PCSK9阻害薬エンリシチド、動脈硬化性心血管疾患患者のLDL-Cを52週間にわたり有意に低下
【背景】
経口PCSK9阻害薬エンリシチドは第2相試験でLDLコレステロール(LDL-C)低下効果を示したが、長期的なデータが不足していた。本研究は、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)既往または高リスク患者におけるエンリシチドの有効性と安全性を52週間にわたり検証した。
【結果】
2909名の患者を対象に、エンリシチド群とプラセボ群で比較した。主要評価項目である24週時点のLDL-C平均変化率は、エンリシチド群で-57.1%(95%CI -61.8~-52.5)、プラセボ群で3.0%(95%CI 0.9~5.1)であり、調整後の群間差は-55.8%(95%CI -60.9~-50.7、P<0.001)だった。52週時点のLDL-C、非HDL-C、アポB、Lp(a)も有意に低下した。有害事象の発生率に群間差はなかった。
【臨床へのインパクト】
経口PCSK9阻害薬エンリシチドは、ASCVD既往または高リスク患者において、既存の注射製剤と同様に強力なLDL-C低下作用を52週間にわたり持続させることが示された。経口薬であるため、注射製剤に抵抗のある患者やアドヒアランス向上が期待できる患者にとって新たな治療選択肢となる可能性がある。今後の心血管イベント抑制効果に関する大規模試験の結果が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
