DVT除外に年齢調整Dダイマーカットオフ値は安全かつ有用か
【背景】
肺塞栓症では年齢調整Dダイマーカットオフ値(50歳以上で年齢×10 µg/L)が診断精度を高めることが示されているが、下肢深部静脈血栓症(DVT)においては検証されていなかった。本研究はDVT除外における本カットオフ値の安全性と有用性を前向きに検証した。
【結果】
DVT除外患者3205例中、従来の500 µg/L未満でDVTが除外されたのは24.5%であった。年齢調整カットオフ値を用いることで、さらに7.4%の患者でDVTが除外可能であった。年齢調整カットオフ値を用いてDVTを除外された患者群で、3ヶ月間の症候性静脈血栓塞栓症は認められなかった(0% [95% CI, 0%-2.3%])。
【臨床へのインパクト】
DVTが疑われる外来患者において、年齢調整Dダイマーカットオフ値を使用することで、従来の500 µg/Lカットオフ値よりも多くの患者でDVTを安全に除外できる可能性が示唆された。特に75歳以上の高齢者では、Dダイマー陰性となる割合が大幅に増加し、不必要な画像検査の減少や医療資源の効率化に貢献しうる。今後のDVT診療ガイドライン改訂に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
