非糖尿病のPAD患者に対するメトホルミン、6分間歩行距離の改善効果なし
【背景】
末梢動脈疾患(PAD)は歩行能力を障害する疾患だが、有効な治療法は限られている。メトホルミンは2型糖尿病治療薬だが、AMPK活性化や酸化ストレス軽減などの多面的な作用があり、PAD患者の歩行能力改善に期待されていた。
【結果】
非糖尿病のPAD患者202名を対象とした6ヶ月間のプラセボ対照ランダム化比較試験で、メトホルミン群とプラセボ群間で6分間歩行距離の改善に有意差は認められなかった(調整群間差 1.1 m; 95% CI, -16.3 to 18.6 m; P=0.90)。副次評価項目も有意な改善はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、非糖尿病のPAD患者においてメトホルミンが6分間歩行距離を改善しないことを示している。この結果は、PAD患者の歩行能力改善を目的としたメトホルミンの使用を支持しない。既存の治療選択肢が限られる中で、メトホルミンの新たな適応拡大を期待していた臨床現場にとっては、その可能性を否定する重要な知見となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
