重度男性不妊に対するICSIにおけるPGT-Aの有効性:出産率と流産率への影響

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2025-12-23 | DOI:10.1136/bmj-2025-084050

📄 原題:Preimplantation genetic testing for aneuploidy versus no genetic testing in couples undergoing intracytoplasmic sperm injection for severe male infertility: multicentre, open label, randomised controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 41436190

【背景】

重度男性不妊症で顕微授精(ICSI)を受けるカップルにおいて、着床前遺伝子検査(PGT-A)が、ICSI単独と比較して出産率を改善するかどうかは不明でした。この臨床的疑問を解決するため、本研究が実施されました。

【結果】

PGT-A群と非PGT-A群で初回胚移植後の生児出産率に有意差はなく(48.4% vs 46.2%、オッズ比 1.09、95%CI 0.76-1.58、P=0.64)、累積生児出産率も同様でした(60.4% vs 60.9%、オッズ比 0.98、95%CI 0.67-1.43、P=0.92)。ただし、PGT-A群では初回胚移植後の流産率が有意に低く(5.8% vs 19.1%、オッズ比 0.26、95%CI 0.14-0.50、P<0.001)、累積流産率も同様でした。

【臨床へのインパクト】

重度男性不妊に対するICSIにおいて、PGT-Aは生児出産率の向上には寄与しないものの、流産率の有意な低下をもたらすことが示唆されました。この結果は、PGT-Aの実施を検討する際に、出産率向上を目的とするのではなく、流産リスク低減という観点から患者への説明や意思決定プロセスに影響を与える可能性があります。ただし、生児出産率の改善が見られないため、費用対効果や患者の精神的負担も考慮した慎重な検討が求められます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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