遠隔心電図パッチによる無症候性心房細動スクリーニング、2.5年後のAF診断と抗凝固薬使用を増加
【背景】
心房細動(AF)スクリーニングは、AF検出と抗凝固薬使用を増やすことで脳卒中を減らす可能性がある。本研究は、脳卒中リスクが中〜高の高齢者を対象に、14日間のパッチ型連続心電図(ECG)モニタリングによるAFスクリーニングの長期有効性を検討した。
【結果】
介入群(パッチモニタリング)と対照群(通常診療)に各2520名を無作為割付した。2.5年後のAF診断率は介入群6.8%に対し対照群5.4%で、介入群が有意に高かった(比率の比 1.26、95%CI 1.02-1.57、P=0.03)。抗凝固薬曝露期間も介入群で有意に長かった(差 0.50ヶ月、95%CI 0.24-0.75、P<0.001)。脳卒中発生率に有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
脳卒中リスクのある高齢者に対する郵送式ECGパッチを用いた遠隔AFスクリーニングは、AF診断率と抗凝固薬使用を長期的に増加させる可能性がある。日本のプライマリケア現場でも、遠隔医療を活用したAFスクリーニングが、診断機会の増加や抗凝固薬導入推進に寄与しうる。ただし、脳卒中イベント抑制効果は本研究では示されていないため、今後の大規模研究が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
