70歳以上高リスクER陽性乳がん、術後化学療法はホルモン療法単独に生存率で優位性なし
【背景】
70歳以上のER陽性HER2陰性浸潤性乳がん患者において、ホルモン療法は標準的な術後補助療法ですが、化学療法の役割は議論の的でした。ゲノムグレードインデックス(GGI)で高リスクと判定された高齢患者に対する術後補助化学療法の全生存期間への影響を評価しました。
【結果】
GGI高リスクの患者1089人を化学療法群(541人)とホルモン療法単独群(548人)に無作為に割り付けました。追跡期間中央値7.8年で、全生存期間のハザード比は0.83(95%CI 0.63-1.11)と統計的に有意差はありませんでした。8年時点での生存率の絶対差は4.5%(95%CI -2.1-11.1)でした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、GGI高リスクの70歳以上のER陽性HER2陰性乳がん患者において、ホルモン療法に術後補助化学療法を追加しても全生存期間の改善は認められず、有害事象が増加することを示しました。この結果は、高齢乳がん患者に対する術後補助化学療法のベネフィット・リスクバランスを考慮する上で重要な情報となり、日本の臨床現場における治療選択に影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
