世界の保健医療開発援助、コロナ禍後の急減と2030年までの停滞予測、低中所得国の健康格差拡大懸念

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-07-26 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)01240-1

📄 原題:Tracking development assistance for health, 1990-2030: historical trends, recent cuts, and outlook.

🔗 PubMed:PMID: 40680759

【背景】

保健医療開発援助(DAH)はCOVID-19パンデミック時に過去最高を記録したが、世界経済の不確実性から主要ドナーが大幅な援助削減を発表。これにより、低中所得国の保健医療財政への影響が懸念されており、その影響を包括的に定量化した研究はこれまでなかった。

【結果】

DAHは2021年に803億ドルでピークを迎え、2024年には496億ドルに減少。2025年には主要ドナーの予算削減、特に米国の二国間援助の縮小により、DAHは384億ドルまで落ち込み、これは2009年以来の低水準となる見込み。2030年までは362億ドルで停滞が予測される。

【臨床へのインパクト】

このDAHの急激な減少は、低中所得国における感染症対策や小児ワクチン接種プログラムに深刻な影響を及ぼし、世界の健康格差を拡大させる可能性がある。日本の臨床医が直接的に影響を受けることは少ないが、国際保健医療協力に関わる医師や、グローバルヘルスに関心を持つ医師にとっては、今後の国際的な資金動向を理解する上で重要な情報となる。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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