妊婦のHIVウイルス量と母子感染リスクを定量化、U=U原則の母子感染への適用可能性を検討

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-07-26 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)00765-2

📄 原題:Estimating the effect of maternal viral load on perinatal and postnatal HIV transmission: a systematic review and meta-analysis.

🔗 PubMed:PMID: 40652949

【背景】

HIV感染者のウイルス量が検出限界未満(U=U)であれば性交渉による感染リスクはゼロとされているが、母子感染におけるU=Uの適用についてはデータが不足していた。本研究は、母体のHIVウイルス量(mHVL)と母子感染リスクを定量的に評価し、U=U原則の母子感染への適用可能性を検証した。

【結果】

mHVLが50コピー/mL未満の場合の周産期感染リスクは全体で0.2%であった。妊娠前から抗レトロウイルス療法(ART)を受けており、出産時にmHVLが50コピー/mL未満の女性では、周産期感染は0件(0%)であった。月間産後感染リスクは、最近のmHVLが50コピー/mL未満で0.1%と非常に低値であった。

【臨床へのインパクト】

本研究は、出産時のmHVLが50コピー/mL未満であれば周産期感染リスクが極めて低いことを示し、特に妊娠前からARTを受けている場合はゼロであることを報告した。これは、U=U原則が妊娠および出産時の母子感染にも適用される可能性を示唆する。しかし、授乳中のU=U適用については、データ不足のため今後のさらなる研究が必要である。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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