低リスク甲状腺癌術後、放射性ヨウ素アブレーションは省略可能か?英国多施設RCT

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-07-05 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)00629-4

📄 原題:Thyroidectomy with or without postoperative radioiodine for patients with low-risk differentiated thyroid cancer in the UK (IoN): a randomised, multicentre, non-inferiority trial.

🔗 PubMed:PMID: 40543520

【背景】

甲状腺全摘術後の分化型甲状腺癌患者には、術後放射性ヨウ素アブレーションが行われることがあります。本研究は、低リスクの分化型甲状腺癌患者において、アブレーションなしがアブレーションありと比較して再発のない生存期間において非劣性であるかを評価するためにデザインされました。

【結果】

追跡期間中央値6.7年で、再発はアブレーションなし群8例、アブレーションあり群9例でした。5年再発なし生存率は、アブレーションなし群97.9%(95%CI 96.1-99.7%)、アブレーションあり群96.3%(93.9-98.7%)であり、非劣性が示されました(絶対リスク差0.5%ポイント、95%CI -2.2~3.2%、p非劣性=0.033)。

【臨床へのインパクト】

本研究は、pT1、pT2、N0またはNxの悪性所見のない低リスク分化型甲状腺癌患者では、術後放射性ヨウ素アブレーションを安全に省略できることを示唆しています。これにより、入院や副作用を回避し、医療費の削減にもつながる可能性があります。日本の臨床現場でも、低リスク患者に対するアブレーションの適応を再検討するきっかけとなるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

上部へスクロール