MS疑いの孤立性症候群患者への高用量ビタミンD単剤療法、2年間の疾患活動性を抑制

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2025-07-01 | DOI:10.7326/ANNALS-25-02312-JC

📄 原題:In adults with clinically isolated syndrome suggestive of MS, high-dose vitamin D monotherapy reduced disease activity at 2 y.

🔗 PubMed:PMID: 40587867

【背景】

多発性硬化症(MS)発症リスクの高い臨床的孤立性症候群(CIS)患者において、疾患の進行を抑制する新たな治療戦略が求められています。ビタミンDの免疫調整作用に着目し、その有効性を検証する研究が行われました。

【結果】

CIS成人患者を対象とした研究で、高用量ビタミンD単剤療法は2年間の疾患活動性を有意に減少させました。具体的には、疾患活動性(再発、MRI病変の新規出現または増大)のハザード比は0.45(95% CI, 0.24-0.82)であり、プラセボと比較して疾患進行リスクを約半分に抑制しました。

【臨床へのインパクト】

この研究結果は、MS発症前のCIS段階にある患者に対し、比較的安全で入手しやすい高用量ビタミンD単剤療法が疾患活動性の抑制に有効である可能性を示唆しています。将来的に、日本のMS診療ガイドラインにおいて、CIS患者に対するビタミンD補充療法が新たな選択肢として検討されるかもしれません。ただし、長期的な安全性や最適な投与量についてはさらなる検証が必要です。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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