セマグルチド、MASH患者の肝組織像を改善、線維化ステージ2/3対象の第3相試験中間報告

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2025-06-05 | DOI:10.1056/NEJMoa2413258

📄 原題:Phase 3 Trial of Semaglutide in Metabolic Dysfunction-Associated Steatohepatitis.

🔗 PubMed:PMID: 40305708

【背景】

代謝機能関連脂肪性肝炎(MASH)の治療薬候補としてGLP-1受容体作動薬セマグルチドが注目されている。本研究は、MASHおよび中等度〜高度肝線維化を有する患者に対するセマグルチドの効果を検証する第3相試験である。

【結果】

セマグルチド群では、線維化悪化なしの脂肪性肝炎消失が62.9%(プラセボ群34.3%、差28.7%ポイント、95%CI 21.1-36.2、P<0.001)。脂肪性肝炎悪化なしの肝線維化改善は36.8%(プラセボ群22.4%、差14.4%ポイント、95%CI 7.5-21.3、P<0.001)。体重減少はセマグルチド群で-10.5%(プラセボ群-2.0%、差-8.5%ポイント、95%CI -9.6- -7.4、P<0.001)であった。

【臨床へのインパクト】

MASHと中等度〜高度肝線維化を合併する患者に対し、週1回2.4mgのセマグルチドが肝組織学的改善をもたらす可能性が示された。本結果は、MASH治療の新たな選択肢としてセマグルチドの導入を検討する根拠となりうる。ただし、消化器系有害事象の増加も認められており、今後の臨床現場での使用には、効果と副作用のバランスを考慮した慎重な患者選択が必要となるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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