中大脳動脈分枝閉塞による脳梗塞への血管内治療、通常治療より優位性示さず
【背景】
大血管閉塞による脳卒中に対する血管内血栓除去術(EVT)の有効性は確立されています。しかし、中血管閉塞(MeVO)による脳卒中に対してもEVTが同様の効果を持つかは不明であり、この臨床的疑問を解決するために本研究が実施されました。
【結果】
MeVOによる急性期脳梗塞患者530名をEVT群と通常治療群に無作為に割り付けました。主要評価項目である90日時点のmodified Rankin scale 0-1の割合は、EVT群41.6%に対し通常治療群43.1%で、有意差は認められませんでした(調整RR 0.95, 95%CI 0.79-1.15, P=0.61)。EVT群では90日死亡率および症候性頭蓋内出血の発生率が通常治療群より高い傾向にありました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、中血管閉塞による急性期脳梗塞に対し、発症12時間以内の血管内治療が通常治療と比較して90日後の良好な転帰をもたらさないことを示しました。特に、EVT群での死亡率や症候性頭蓋内出血の増加傾向は、現時点でのMeVOに対するEVTの適応を慎重に検討する必要があることを示唆しており、日本の診療ガイドラインや治療フローに影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
