切迫早産におけるアトシバンとプラセボの比較:新生児予後改善効果は認められず

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-03-22 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)00295-8

📄 原題:Atosiban versus placebo for threatened preterm birth (APOSTEL 8): a multicentre, randomised controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 40049187

【背景】

国際ガイドラインでは切迫早産に子宮収縮抑制剤(tocolytics)が推奨されています。アトシバンは承認された子宮収縮抑制剤ですが、新生児予後への有効性は不明でした。本研究は妊娠30週から33週6日の切迫早産において、アトシバンがプラセボと比較して新生児の罹患率・死亡率を改善するかを評価しました。

【結果】

752例(アトシバン群375例、プラセボ群377例)が解析対象となりました。主要複合アウトカム(周産期死亡と6つの重篤な新生児罹患)は、アトシバン群の乳児449例中37例(8%)、プラセボ群の乳児435例中40例(9%)に発生し、相対リスクは0.90(95%CI 0.58-1.40)でした。アトシバン群は3例(0.7%)、プラセボ群は4例(0.9%)の死亡が認められました。

【臨床へのインパクト】

妊娠30週から33週6日の切迫早産において、アトシバンはプラセボと比較して新生児予後を改善する優位性は示されませんでした。子宮収縮抑制の主な目的が新生児予後の改善であるとすれば、本研究結果は当該妊娠期間におけるアトシバンの標準的な使用に疑問を投げかけるものです。エビデンスに基づいた切迫早産治療の確立に寄与するでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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