IgA腎症の蛋白尿に選択的エンドセリンA受容体拮抗薬アトラセンタンが有効
【背景】
IgA腎症で高度蛋白尿がある患者は、生涯にわたる腎不全リスクが高い。選択的エンドセリンA受容体拮抗薬アトラセンタンのIgA腎症における蛋白尿減少効果と安全性は、これまで十分に解明されていなかった。
【結果】
36週時点での24時間尿蛋白/クレアチニン比のベースラインからの幾何平均変化率は、アトラセンタン群で-38.1%、プラセボ群で-3.1%と有意差を認めた。群間差は-36.1%(95%CI、-44.6~-26.4、p<0.001)だった。有害事象の発生率は両群で大きな差はなく、体液貯留はアトラセンタン群11.2%、プラセボ群8.2%だった。
【臨床へのインパクト】
IgA腎症患者の蛋白尿に対し、アトラセンタンが有意かつ臨床的に意義のある減少効果を示した。本中間解析結果は、IgA腎症の治療選択肢にアトラセンタンが加わる可能性を示唆する。体液貯留は報告されたものの、試験中止に至るものは少なく、心不全や重度浮腫の明らかな報告もなかったため、今後の治療戦略において期待される薬剤となる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
