空間忌避剤がマラリア感染リスクを3割減、高伝播地域での大規模RCT

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-01-11 | DOI:10.1016/S0140-6736(24)02253-0

📄 原題:Effect of a spatial repellent on malaria incidence in an area of western Kenya characterised by high malaria transmission, insecticide resistance, and universal coverage of insecticide treated nets (part of the AEGIS Consortium): a cluster-randomised, controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 39709979

【背景】

空間忌避剤は昆虫媒介性疾患予防に用いられ、昆虫学的有効性は示されています。デング熱などのAedes蚊媒介ウイルスには疫学的有効性も報告されていますが、マラリアに対する効果は不明でした。高伝播地域におけるマラリア感染減少効果を検証しました。

【結果】

ケニア西部でのクラスター無作為化比較試験の結果、空間忌避剤は初回マラリア感染のハザード率を33.4%(95% CI 11.1-50.1; p=0.0058)有意に減少させました。また、全てのマラリア新規感染のハザード率も32.1%(15.9-45.2; p=0.0004)減少しました。

【臨床へのインパクト】

本研究は、アフリカの高マラリア伝播地域で、ピレスロイド系殺虫剤耐性を持つ蚊が存在し、殺虫剤処理済み蚊帳が広く普及している状況下でも、空間忌避剤がマラリア感染リスクを低減する初の臨床的エビデンスを示しました。マラリア予防の新たな補助手段として、特に既存対策が限界を迎えている地域での導入が検討される可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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