患者ポータルメッセージの有料化、メッセージ量減少と救急受診への影響

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2025-01-01 | DOI:10.7326/ANNALS-24-01711

📄 原題:Implementation of Billing for Patient Portal Messages as E-visits in a Large Integrated Health System.

🔗 PubMed:PMID: 39745809

【背景】

近年、患者ポータルを通じた患者と医療者のコミュニケーションが増加し、医療機関によっては実質的な医療判断を要するメッセージへの返信を電子受診として請求するプログラムを導入しています。本研究は、この電子受診請求が患者ポータルメッセージに与える影響を評価しました。

【結果】

電子受診請求導入後6ヶ月間で、患者からの医療相談メッセージは前年同期比で8.8%減少しました(181万3818件から165万3708件、P=0.002)。請求された医療相談メッセージは全体の0.3%にあたる5183件でした。請求に関する免責事項を閲覧後、メッセージを送信した患者と送信しなかった患者の間で、7日以内の救急サービス利用に差はありませんでした。

【臨床へのインパクト】

患者ポータルメッセージの有料化は、患者からのメッセージ量をわずかに減少させる可能性があり、医療機関のワークフロー改善に寄与するかもしれません。しかし、救急受診への影響は認められず、重症患者のアクセスを妨げる懸念は小さいと考えられます。一方で、有料化プロセスによる医療者の業務負担増加も示唆されており、日本での導入を検討する際には、費用対効果と医療者の負担軽減策を慎重に検討する必要があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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