中年層へのHPVワクチン接種、費用対効果は若年層より低いが、ハイリスク層では改善
【背景】
米国では2019年に27〜45歳の中年層(mid-adults)へのHPVワクチン接種が「共有意思決定」の推奨となりました。本研究は、米国においてHPV感染リスクの高い中年層サブグループへのワクチン接種拡大の費用対効果と、がん予防に必要な接種人数(NNV)を検討しました。
【結果】
全中年層へのワクチン接種は、1 QALY獲得あたり追加費用200.5万ドル、がん1例予防に必要なNNVは7670でした。一方、性交渉パートナー数が多い、または最近離婚・別居した中年層では、NNVはそれぞれ3190、5150と改善しました。9〜26歳への接種と比較すると、全てのシナリオで費用対効果は著しく低く、NNVは高値でした(9〜26歳ではNNV 223)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、26歳以下の若年層へのHPVワクチン接種が最も費用対効果が高いことを再確認しました。日本において、27歳以上へのHPVワクチン接種を検討する際には、費用対効果の観点から、性交渉パートナー数が多い、最近離婚・別居した女性、検診受診率が低い女性など、ハイリスクな中年層サブグループに焦点を当てることが重要となる可能性があります。ただし、中年層における新規パートナー数やHPVの自然史に関する不確実性も考慮が必要です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
