中等度〜重度貧血妊婦への出産直後トラネキサム酸投与、産後出血予防効果なし

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2024-10-26 | DOI:10.1016/S0140-6736(24)01749-5

📄 原題:The effect of tranexamic acid on postpartum bleeding in women with moderate and severe anaemia (WOMAN-2): an international, randomised, double-blind, placebo-controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 39461792

【背景】

トラネキサム酸は産後出血(PPH)発症後3時間以内の投与で出血死を減少させます。本研究は、中等度〜重度貧血の女性に対し、出産直後にトラネキサム酸を予防的に投与することでPPHを予防できるかを検証しました。

【結果】

15068人の女性を対象とした結果、トラネキサム酸群のPPH発症率は7.0%(530/7579人)、プラセボ群は6.6%(497/7487人)でした。リスク比は1.05(95%CI 0.94-1.19)であり、PPH予防効果は認められませんでした。血管閉塞イベントや治療関連の有害事象・死亡は両群で報告されませんでした。

【臨床へのインパクト】

中等度〜重度貧血の妊婦に対し、臍帯切断後15分以内のトラネキサム酸予防投与は、臨床診断されたPPHのリスクを低減しないことが示唆されました。この結果は、現行のPPH予防戦略を見直す必要性を示唆し、特に貧血を合併する妊婦へのルーチンな予防的トラネキサム酸投与の推奨には慎重な検討が求められます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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