肝切除術におけるトラネキサム酸は輸血を減らさず合併症を増加させた
【背景】
トラネキサム酸は様々な手術で出血や輸血を減らすが、癌関連の肝切除術における効果は不明でした。本研究は、肝切除術後の赤血球輸血をトラネキサム酸が減らすか検証しました。
【結果】
トラネキサム酸群(n=619)とプラセボ群(n=626)で、術後7日以内の赤血球輸血率はそれぞれ16.3%と14.5%でした(オッズ比 1.15、95%CI 0.84-1.56、p=0.38)。術中出血量も両群で差はなく、トラネキサム酸群で合併症が有意に増加しました(オッズ比 1.28、95%CI 1.02-1.60、p=0.03)。
【臨床へのインパクト】
癌関連の肝切除術において、トラネキサム酸は出血や輸血を減らす効果がなく、むしろ周術期合併症を増加させる可能性が示唆されました。この結果は、肝切除術におけるトラネキサム酸のルーチン使用を見直す必要性を示唆しており、現行の診療ガイドラインやプロトコルの変更につながる可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
