妊婦への鉄欠乏・貧血スクリーニングと補充、米国予防医療専門委員会向け最新レビュー
【背景】
2015年のUSPSTFでは、妊婦の鉄欠乏性貧血に対するルーチン検査と補充のベネフィットとハームのバランスを評価するエビデンスが不十分とされた。本研究は、USPSTFに情報提供するため、鉄欠乏性貧血に加え、鉄欠乏に関する2015年のレビューを更新することを目的とした。
【結果】
鉄剤補充は、プラセボと比較して、妊娠末期の妊婦の鉄欠乏性貧血リスクを8.6% vs 19.8% (相対リスク 0.40 [95% CI, 0.26-0.61])、鉄欠乏リスクを46% vs 70% (相対リスク 0.47 [95% CI, 0.33-0.67])と有意に減少させた。母体のQOL、妊娠糖尿病、出血、高血圧性疾患、帝王切開、早産、低出生体重児、在胎不当過小児に統計的有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
ルーチンの妊婦への鉄剤補充は、妊娠中の鉄欠乏および鉄欠乏性貧血の発生率を減少させるが、健康アウトカムへのエビデンスは限定的であり、利益を示さない場合もある。鉄欠乏または鉄欠乏性貧血のスクリーニングに関する研究は行われていない。今回の結果は、日本の妊婦健診における鉄剤補充のあり方や、スクリーニングの必要性に関する議論に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
