新規オルソナイロウイルス「WELV」発熱性疾患との関連、中国東北部で確認
【背景】
2019年6月、内モンゴルでマダニ刺咬後に発熱と多臓器不全を呈した患者から、次世代シーケンスにより未知のオルソナイロウイルス(WELV)が検出された。このウイルスがヒトの発熱性疾患と関連するか不明であった。
【結果】
WELVはナイロウイルス科オルソナイロウイルス属に属し、マダニ媒介性ハザラオルソナイロウイルスに最も近縁であった。中国東北部の4省で17人の急性WELV感染者が確認され、発熱、倦怠感、関節痛などが報告された。白血球減少と血小板減少が共通の所見であった。
【臨床へのインパクト】
新規のオルソナイロウイルスWELVが中国東北部でヒトの発熱性疾患と関連することが判明した。マダニ媒介性であり、日本でもマダニ刺咬歴のある発熱患者で、白血球減少や血小板減少を伴う場合に、本ウイルス感染症を鑑別疾患の一つとして考慮する必要があるかもしれない。今後の国内での疫学調査が重要となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
