COPD増悪高リスク患者へのビソプロロール投与、増悪抑制効果なし
【背景】
COPD患者において、β遮断薬が疾患増悪リスクを低減する可能性が観察研究で示唆されていた。しかし、メトプロロールは増悪を減らさず、入院を要する増悪を増加させたという報告もあり、ビソプロロールの効果は不明であった。
【結果】
増悪高リスクのCOPD患者515名を対象としたランダム化比較試験で、ビソプロロール群(n=261)の年間平均増悪率は2.03回、プラセボ群(n=258)は2.01回であった。調整済み発生率比は0.97(95%CI, 0.84-1.13; P=0.72)であり、有意な差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、増悪高リスクのCOPD患者において、ビソプロロールが増悪抑制効果を示さないことを明らかにした。この結果は、心疾患合併など明確な適応がない限り、COPD増悪抑制目的でビソプロロールを積極的に導入することの妥当性に疑問を投げかける。今後の診療において、COPD増悪抑制を目的としたβ遮断薬の安易な処方は見直される可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
