敗血症性臓器障害に対するアセトアミノフェン静注、臓器非補助日数は改善せず
【背景】
敗血症では細胞外ヘモグロビンによる酸化ストレスが臓器障害に関与しており、アセトアミノフェンにはこの酸化を抑制する薬理作用が期待されている。重症敗血症患者において、アセトアミノフェンが臓器障害を軽減し、臓器非補助日数を増加させるか不明であった。
【結果】
アセトアミノフェン群(227例)とプラセボ群(220例)で、28日までの臓器非補助生存日数に有意差はなかった(アセトアミノフェン群20.2日 vs プラセボ群19.6日、差0.6日、95%CI -1.4〜2.6、p=0.56)。アセトアミノフェンは安全で、肝酵素上昇や低血圧の増加はなかった。
【臨床へのインパクト】
重症敗血症患者へのアセトアミノフェン静注は、28日までの臓器非補助生存日数を改善しないことが示された。本試験は安全性は示したが、主要評価項目においてプラセボに対する優位性は認められなかったため、臓器障害の予防・治療目的でのルーチンな使用は推奨されない。一部の副次評価項目では改善を示唆する結果もあったものの、臨床現場での即座の診療変更には繋がらないだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
