侵襲的機械換気中のストレス潰瘍予防、PPIは出血を抑制し死亡率に影響なし
【背景】
侵襲的機械換気中の重症患者におけるストレス潰瘍予防のためのプロトンポンプ阻害薬(PPI)の有効性と安全性については、これまで不明確でした。本研究は、PPIが臨床的に重要な上部消化管出血を減少させるか、また死亡率に影響を与えるかを検証しました。
【結果】
侵襲的機械換気中の患者において、パントプラゾール群ではプラセボ群と比較して、臨床的に重要な上部消化管出血のリスクが有意に低減しました(パントプラゾール群 1.0% vs プラセボ群 3.5%; ハザード比 0.30; 95%CI 0.19-0.47; P<0.001)。90日時点の死亡率には有意な差はありませんでした(パントプラゾール群 29.1% vs プラセボ群 30.9%; ハザード比 0.94; 95%CI 0.85-1.04; P=0.25)。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、侵襲的機械換気中の患者に対するストレス潰瘍予防において、パントプラゾールが臨床的に重要かつ患者にとって意味のある上部消化管出血を減少させる有効な選択肢であることを示唆します。死亡率に有意な影響がなかったことから、出血リスクの高い患者へのPPI投与の妥当性が支持され、日本の集中治療室でのストレス潰瘍予防ガイドラインや日常診療に影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
