初産婦の吸引分娩時、会陰側方切開は肛門括約筋損傷を半減、疼痛や新生児転帰に差なし
【背景】
吸引分娩は初産婦の分娩を助ける一方で、肛門括約筋損傷(OASIS)のリスクを高めることが知られています。会陰切開がOASIS予防に有効かについては議論があり、特に側方切開の有効性を検証する大規模な無作為化比較試験は不足していました。
【結果】
初産婦702人を対象とした多施設共同無作為化比較試験の結果、会陰側方切開群ではOASIS発生率が6%であったのに対し、非切開群では13%でした(リスク差 -7.0%、96%CI -11.7%〜-2.5%)。調整済みリスク比は0.47(96%CI 0.23〜0.97)であり、側方切開がOASISリスクを有意に低減することが示されました。
【臨床へのインパクト】
この研究は、初産婦の吸引分娩において会陰側方切開がOASISリスクを約半分に低減することを明確に示しました。産後の疼痛、出血量、新生児転帰には有意な差がなかったことから、OASIS予防を目的とした会陰側方切開の実施が、日本の臨床現場で標準的な診療フローとして推奨される可能性を示唆します。ただし、創感染や離開は側方切開群で多かった点も考慮が必要です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
