下肢固定患者のTRiP(cast)スコアに基づく抗凝固療法中止の安全性、多施設RCT
【背景】
下肢外傷でギプス固定が必要な患者への血栓予防的抗凝固療法の要否は議論の的でした。TRiP(cast)スコアは、静脈血栓塞栓症(VTE)リスクが低い患者群を特定し、抗凝固療法を安全に中止できる可能性がありました。本研究は、この戦略の安全性を前向きに評価しました。
【結果】
介入期にTRiP(cast)スコア7未満で抗凝固療法を受けなかった1159例中、症候性VTE発症率は0.7%(95%CI 0.3-1.4%)でした。これは事前に設定された安全基準(1%未満、95%CI上限2%未満)を満たしました。コントロール期と介入期で症候性VTEおよび出血率に差はありませんでした。
【臨床へのインパクト】
下肢固定を要する外傷患者において、TRiP(cast)スコアが7未満であれば、抗凝固療法を中止してもVTEリスクは非常に低いことが示されました。これにより、多くの患者で不必要な抗凝固療法を回避し、薬剤関連の出血リスクや医療費を削減できる可能性があります。日本の救急外来や整形外科での診療プロトコルに影響を与える知見です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
