低リスク妊娠における脳胎盤比を用いた計画分娩は周産期死亡を減らさず、重症新生児罹患率を減少
【背景】
脳胎盤比(CPR)は周産期死亡率や罹患率と関連が示唆されているが、ルーチン測定が妊娠転帰を改善するかは不明だった。本研究は、低リスク妊娠の正期産近くで、標準的な胎児発育評価にCPR測定を追加することが、周産期死亡と重症新生児罹患率を減少させるか検証した。
【結果】
9492例を解析対象とし、周産期死亡はCPR非開示群で0.3%(13/4774)、CPR開示群で0.3%(13/4718)であり、有意差はなかった(OR 1.45 [95% CI 0.76-2.76]; p=0.262)。重症新生児罹患率はCPR非開示群で0.73%(35例)、CPR開示群で0.38%(18例)と、有意に減少した(OR 0.58 [95% CI 0.40-0.83]; p=0.003)。
【臨床へのインパクト】
正期産における超音波胎児発育評価とCPRに基づく計画分娩は、周産期死亡率の低下には繋がらなかったものの、重症新生児罹患率を減少させる可能性が示唆された。現状の日本の低リスク妊婦に対する診療ではCPRのルーチン測定は一般的ではないが、重症新生児罹患率の減少効果は臨床的に意義があるため、今後の診療ガイドラインや検査導入の議論に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
