アルドステロン合成酵素阻害薬BI 690517、CKD患者のアルブミン尿を用量依存的に減少

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2024-01-27 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)02408-X

📄 原題:Efficacy and safety of aldosterone synthase inhibition with and without empagliflozin for chronic kidney disease: a randomised, controlled, phase 2 trial.

🔗 PubMed:PMID: 38109916

【背景】

慢性腎臓病(CKD)進行には過剰なアルドステロンが関与しており、新たな治療薬が求められています。本第2相試験では、アルドステロン合成酵素阻害薬BI 690517のCKD患者における有効性、安全性、および至適用量を評価しました。

【結果】

BI 690517はアルブミン尿を用量依存的に減少させました。プラセボ群のUACR変化率が-3%(95% CI -19〜17)に対し、BI 690517 3mg群で-22%(-36〜-7)、10mg群で-39%(-50〜-26)、20mg群で-37%(-49〜-22)でした。エンパグリフロジン併用下でも同様のUACR減少効果が認められました。

【臨床へのインパクト】

BI 690517は、既存のRAS阻害薬やSGLT2阻害薬(エンパグリフロジン)と併用してもアルブミン尿を相加的に減少させる可能性が示唆されました。この結果は、CKD治療における新たな治療選択肢となる可能性を秘めています。高カリウム血症は用量依存的に増加しましたが、多くは介入不要でした。今後の大規模試験で長期的な安全性と腎保護効果の確認が待たれます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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