【背景】
早期非小細胞肺癌において術前・術後免疫療法は予後改善をもたらしているが、最適な化学療法との併用レジメンは未確立である。本研究は、切除可能ステージII/III非小細胞肺癌におけるトリパリマブとプラチナ製剤併用化学療法の有効性を検証した。
【結果】
ステージIII非小細胞肺癌患者において、トリパリマブ併用群の無イベント生存期間中央値は推定不能(95%CI: 24.4ヶ月-推定不能)に対し、プラセボ群は15.1ヶ月(95%CI: 10.6-21.9ヶ月)であった(HR 0.40, 95%CI: 0.28-0.57, P<0.001)。主要病理学的奏効率はトリパリマブ群で48.5%(95%CI: 41.4-55.6%)、プラセボ群で8.4%(95%CI: 5.0-13.1%)と有意に高かった(P<0.001)。
【臨床へのインパクト】
切除可能ステージIII非小細胞肺癌に対し、周術期にトリパリマブを化学療法に上乗せすることで、無イベント生存期間および主要病理学的奏効率が大幅に改善することが示された。本結果は、アジア圏で承認されているトリパリマブの周術期使用が、日本の切除可能NSCLC患者の治療選択肢の一つとして検討される可能性を示唆する。免疫関連有害事象の増加は認められたものの、安全性プロファイルは管理可能であった。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
